パナホーム

パナホームは、パナソニックグループで住宅を専門に扱うハウスメーカー。1963年に設立されて、その後何度が社名を変更している。今ではCMなどの広告のおかげで「パナホーム」という名称が世の中で定着するようになった。プレハブや鉄骨のラーメン工法に定評。企業規模が大きいので、建売住宅や注文住宅だけでなく分譲地や賃貸住宅へも進出しています。また、パナソニックは説明するまでもなく、キッチンなどの住宅設備やテレビなどの電化製品を扱っている日本を代表するような企業。パナホームはその系列企業ということで、戸建住宅に比較的安価で良い設備を入れられます。


パナホームの特徴とは

パナホームの特徴は、パナソニックの系列企業であるというポイントを活かしていると言っていいでしょう。しかし、このポイントに頼りすぎたせいか、デザイン性や住宅性ので他のハウスメーカーに比べると優れていません。細かく見ていきましょう。

特徴その1 設備の豊富さ

パナホームはパナソニックの一流品の設備を割安で、しかもバリエーション豊富に提供できているのが特徴です。それも一流の設備をただ単に配置するのではなく、住宅全体と環境のバランスを考慮しながら設備を取り入れています。CASBEEという評価方法を戸建住宅にいちはやく導入し、家電や設備なども含めて家全体で環境にやさしいかどうかを総合的に評価しています。そのことが認められて、エコプロダクツ大賞やハウスオブザイヤーインエナジーなどで賞を受賞しています。

また、パナソニックが子会社化した三洋電機の太陽光発電の最先端技術をパナホームの住宅に導入し始めました。パナホームはこれまでの環境への取り組みに満足することなく、どんどん新しい設備を導入し続けています。

パナホームは商品ラインナップでも環境への配慮が評価されていることを全面に出しています。「エココルディスⅡ」や「カサート」、「エルソラーナ」がその代表と言えるでしょう。もっとパナホームの商品ラインナップが気になる方はこちらを確認してください。


特徴その2 賃貸住宅から省エネ住宅へ

パナホームはもともと賃貸住宅に力を入れていました。賃貸住宅とは、一般的にアパートのように集合住宅の賃貸を想像するかもしれませんが、一戸建て住宅も賃貸の対象になります。賃貸住宅用に新築の戸建てを建てることもあります。最初から戸建住宅の販売に力を入れてきたハウスメーカーとは少し社歴が異なりますが、パナホームも一軒家へのノウハウは十分にあります。しかし、このころのパナホームの住宅はデザイン性や住宅の性能で他社と比較して良くも悪くも平凡だと言われていました。

そんなパナホームが環境への配慮に力を入れた戸建住宅に方向を変えたのは、系列トップのパナソニックが環境に優しい商品開発に注力した時期とかぶっています。このことは偶然ではなく、親会社からパナホームに働きかけがあったのではないでしょうか。この方向転換がパナホームとしてはいい方に働きました。何の特徴もなかった住宅に、環境への配慮がすごいという評価がつくようになりました。これからもパナホームとしては環境へのこだわりを前面に出しつつ、さらなる住宅への特徴を開発していくでしょう。

特徴その3 プレハブ工法

プレハブ工法とは、工場で生産された建材を現場で組み立てるという方法です。すでに寸法が決まっている材料を現場で組み立てるだけなので、ずれや誤差が出にくいという精度の高さがメリットの一つとして知られています。パナホームはこの工法を得意しています。

しかし、工場での製品の精度は高いが、現場での作業に不安があるという声もちらほらと見受けられます。実際、配管や防水処理など現場でしかできない作業もあり、それらの作業の精度が住宅の完成度に影響してきます。

特徴その4 特殊な換気システム

パナホームでは外気を直接取り入れるのではなく、床下で外気をきれいにしてから家の中に取り入れるという技術です。それが、「HEPAフィルター」を搭載した「エコナビ搭載換気システム HEPA+(プラス)」です。「HEPAフィルター」によって、空気中の比較的大きな粒子を取り除き、きれいな空気へと浄化します。空気中の大きな粒子は人の健康によくありません。特に子供への影響が懸念されています。肺が未発達であるので、血液中に粒子が入り込んでしまう心配があります。最近では中国から来る黄砂だけでなく、PM2.5が話題になりました。九州地方を中心に空気中に粒径の大きな粒子が浮遊し、マスクをつけながら生活している人もいました。外でならまだしも、室内でも空気の心配をしないといけません。そのために換気システムがしっかりしていることが重要になります。その点でパナホームの換気システムは優れているといえるでしょう。ただ利用線数が経つと、「HEPAフィルター」の性能が落ちるので、あまり空気がきれいにならないという指摘もあります。気になる方はパナホームの担当者に確認してみてください。



パナホームの評判

評判その1 独自の換気システムについて

パナホームの特徴のところでも触れましたが、パナホームは独自の換気システムを採用しています。床下でフィルターを利用して、空気をきれいにしてから室内にいれるシステムです。床下の熱も利用することで、家を快適な空間にできるそうです。ホームページにはそのように書いてあります。しかし、評判を聞くと、あまり動かしていないみたいです。音がうるさい、臭いがする、特に効果が感じられないなどなど、理由はさまざま。これからパナホームを利用される方は、換気システムについて担当者にいろいろと確認するといいでしょう。

評判その2 キラテック

キラテックとは、パナホームの登録商標である高性能タイルのことです。光触媒タイルとも呼ばれています。どのようなタイルかと言うと、タイルの表面に自然光が当たることで親水性と分解力が生じます。そこに雨が降ると雨水が汚れの洗い落としてくれるという仕組みです。パナホームや住んでいる人がいちいち洗浄しなくても、タイル自身の機能でセルフクリーニングしてくれます。2階建てや3階建ての家で外壁を掃除しないといけないのは非常に大変ですよね。その点でキラテックはメンテナンスの手間を減らせるというメリットがあります。他社にも光触媒を散布したタイルを使用しているところがあります。しかし、散布であるので比較的すぐに効果が落ちやすいです。パナホームのキラテックは焼付によるものなので、時間の経過とともに効果が落ちる心配はほとんどありません。

更に、ノックスと呼ばれる有害な窒素化合物も浄化する機能をもっています。そのため、家のまわりの空気がきれいになります。メンテナンスに手間がかからず、空気もきれいにするタイルへの評判は非常にいいものだと言っていいでしょう。そのため、満足されている人も多いみたいです。



パナホームの商品ラインアップ

  • ・エココルディスⅡ
  • ・カサート
  • ・カサート・ファミオ
  • ・エルソラーナ

以上がパナホームについてです。もっと詳しく知りたい方は実際にパナホームのホームページを確認してください。他のハウスメーカーや展示会情報をまとめてゲットしたい方はこちらで相談してみてください!