スウェーデンハウス

スウェーデンハウスとは、名前の通りスウェーデンを中心とした北欧の住宅技術を輸入しているハウスメーカー。石狩開発株式会社から事業を分離する形で設立されている。、設立は北海道からであり、2000年前後の輸入住宅のブームに乗って全国各地に支店を解説していった。今では九州まで事業所を展開しており、日本全国で輸入住宅を建設している。北欧ならではのデザインが人気であり、多くのファンから愛されているハウスメーカーとなっている。


スウェーデンハウスの特徴とは

スウェーデンハウスに限らず輸入住宅は、日本にはなかった技術やデザインを売りにしている。輸入先によって、様々なスタイルがあり、アメリカンスタイル・カナディアンスタイル・ヨーロピアンスタイルなどが有名である。スウェーデンハウスはヨーロピアンスタイル、特に北欧のスタイルに入る。


特徴その1 北欧の技術・デザインを取り入れている

北欧の住宅技術を取り入れているのが特徴の一つ。スウェーデンという寒い地方ならではの技術が採用されています。特に魅力的なのが高い断熱性と気密性。断熱性と気密性は壁や天井に入れる断熱材によって変わるイメージがあります。しかし、もっとも断熱性と気密性に影響しているのは壁や天井ではなく、窓や扉などの開口部です。開口部の大きさや向きによって断熱性は大きく変わり、この点でスウェーデンハウスは独自のノウハウを持っています。北欧ならではの窓や扉の仕様を取り入れており、断熱性と気密性で高い水準を実現させています。スウェーデンハウスが北海道を中心とした寒い地域で愛されている理由がこの断熱性と気密性であることはすぐにわかるでしょう。

また、性能だけではなく、デザインにも力を入れています。日本人の北欧住宅へのイメージは「暖炉があってオシャレなインテリアがあって木造住宅」をではないでしょうか。もちろん人それぞれイメージは違いますが、だいたいこんなイメージだと思います。スウェーデンハウスの住宅では暖炉はないですが、オシャレであることは間違いありません。和風の住宅とは違ったオシャレが実現されています。

このように高い性能・技術(断熱性など)とオシャレなデザインを両立させているのがスウェーデンハウス。しかし、この2つを両立させるにはそれなりのお金がかかるのがデメリットとなってしまっています。それなりに資金があって、住宅の性能とデザインの両方にこだわりのある人が利用するべきハウスメーカーと言えるでしょう。


特徴その2 木を感じられる

スウェーデンハウスは天然木材を使用して住宅を建てています。そのため、住宅のなかには木の優しい香りがします。木の香りにはフィトンチッドという成分が含まれており、いやし効果を促進してくれています。実際にスウェーデンハウスで家を建てた人からは木の香りをかぐことで心が癒やされるという利用者の声も多数。疲れやストレスがたまっているときに、木の香りが優しく癒やしてくれる家は素敵ですよね。

また、木は年月が経つにつれて色が飴色に変化していきます。住宅は決まった土地に建てられてしまえばもう動けない物体のように思えます。しかし、家族の成長とともに、木の色が変化していくので住宅が成長していくようで楽しいようです。色の変化により、住宅の魅力や深みが増し、まさに自分の家だと実感できるそうです。スウェーデンハウスの住宅への満足感が高いのもうなずけますね。


特徴その3 窓の開閉方法

スウェーデンハウスは北欧の住宅仕様なので、日本では見かけることのないところが家のなかにいくつかあります。その代表的なのが窓です。そもそも、スウェーデンハウスの窓は特徴その2に関連する木製のサッシを用いていることが知られています。鉄製のサッシと比較すると断熱性が高いそうです。この点は特徴その1に通じています。しかし、一方で湿気のせいでカビてしまうので、メンテナンスが大変だという問題点もあります。

このようにメリットとデメリットのある窓は開閉方法が特徴的。日本で一般的な窓はスライドさせるか、押したり引いたりして開閉します。しかし、スウェーデンハウスの窓は回転させることで開閉します。言葉では説明しにくいので、気になる人はこちらの動画を確認してください。

スウェーデンハウス 窓 木

特徴その4 スペースが大きく取れる

スウェーデンハウスの家はスペースが広いと言われています。これは、日本と北欧で採用している規格が違うからです。日本の場合は、1尺(91cm)を基本単位とした住宅が一般的です。畳の大きさが縦横比1尺対2尺の大きさ。部屋の大きさを計算するときも〇〇畳と言うと思いますが、この基準となっているのも尺という長さの単位。しかし、一方で、スウェーデンハウスの場合は1.2mを基準としています。なぜこのように日本と北欧で規格の違いが出るかというと、身長に違いがあるからです。日本人よりも北欧の人のほうが身長が高く住宅の規格が大きい必要があります。

住宅技術を日本に輸入しても規格を変えてしまうと、これまで培ってきた技術・ノウハウが役にたたないので、スウェーデンハウスの住宅では規格が1.2mのままになっています。そのため廊下やキッチンが広くてゆったりとしています。しかし、この規格がデメリットになっているのも事実です。規格が大きいということはそれなりに広い土地が必要となります。必要な土地が広くなると費用がかかってしまいます。また、日本で作れている家具ともバランスが悪いです。基準としている長さが違うので、日本の住宅だとちょうどいい高さや幅で入る家具が、スウェーデンハウスの住宅では高さや幅が中途半端で収まりが悪くなってしまいます。


スウェーデンハウスの商品ラインアップ

  • ・Alm
  • ・Gran・Lind
  • ・Bjork

輸入住宅ということで、これまで日本になかった雰囲気の住宅が実現できます。しかし、一方で価格の問題や規格の問題があるのも事実です。スウェーデンハウスの特徴を理解した上で、利用するかどうかを検討してください。スウェーデンハウスのホームページを確認したい方はこちら、ほかのハウスメーカーの話や相談に乗って欲しい方はこちらで相談してみてください!