住友林業
住友林業とは、住友不動産と同じ住友グループに属する企業。もともとは名前にもある林業を行う会社として設立されました。その後、住宅用の木材を製造し始め、最終的に住宅事業に進出しました。住友林業は人工林を46247ヘクタール所有し、これは日本の国土の900分の1にあたります。豊富な木材を材料に、木造住宅を得意としています。
住友林業の特徴とは
特徴その1 住友林業=木材
住友林業へのイメージは名前に木を連想させる「林業」が入っているので、木・木材のイメージが強いです。住友林業もこのイメージが定着していることを利用して、木造住宅を全面に出して宣伝しています。しかし、自社で人工林を大量に所有しているのに、住宅に用いている国産の木材の量は5割を切っています。半分以上が海外からの輸入に頼っているのが現状です。住友グループの企業だけあって、海外進出をしており、海外から比較的安価で良い木材を輸入することに成功しています。せっかく膨大な国産木材を所有しているので、ぜひ住宅に利用してほしいと思っているのは僕だけでしょうか。すこしくらいなら価格が高くなってもいいですよね。くれぐれも国産木材だけを使っていると勘違いしないでくださいね。
特徴その2 3つの構法
住友林業は木造の住宅を建てています。構法としては在来軸組工法も2×4工法も採用していますが、独自の技術でこれらの工法を発展させています。また、これまでは鉄骨造でしか見られなかったラーメン構造を初めて木材で実現させています。3つの特徴的な工法があるので、1つ1つ紹介していきます。
1つ目、マルチバランス構法。日本の木造住宅の多くが採用している在来軸組み工法を最新技術で応用した構法です。安定した柱と土台を実現させた「スーパー檜」、面を利用して耐震性を上げる「きづれパネル」などの技術が用いられています。
2つ目、ビックフレーム構法。木造によって、一般的に鉄骨造で用いられるラーメン構造を実現させた構法です。この構法を実現させたのは、住友林業独自が開発した集成柱と独特の接合方法。これにより、大きな開口部や空間を作り出すことができるようになりました。普通なら大きな空間を作ろうとすると、上の階(2階)につくります。そうしないと地震などの外力から住宅を守ることができず、住宅が倒壊してしまう危険があるからです。しかし、住友林業のビックフレーム構法により、下の階(1階)にも大きな空間を作ることができます。太く安定した柱があると、ほかの柱の本数や構造上重要な壁を取り除けるのが大きなメリットになっています。
3つ目、2×4工法。名前は一般的に知られている構法ですが、住友林業独自に高温多湿な日本に最適化されていています。どう最適化されているかというと、住宅全体を断熱材で覆っています。こうすることで、一般的な2×4工法では柱や構造材の断熱性能が悪かったという弱点を改善し、断熱性をより高くすることができています。断熱性が高いと、夏は冷たい温度を保て、冬は暖かい空気を閉じ込めておけるので、より快適な生活を送ることができます。
住友林業の商品ラインアップ
- ・GRAND LIFE
- ・和楽
- ・My Select
- ・Smart 木造
- ・mamato
- ・ikiki
- ・konoka
- ・BF耐火
- ・My Forest
- ・Proudio
以上が住友林業についてです。もっと詳しく知りたい方は実際に住友林業のホームページを確認してください。他のハウスメーカーや展示会情報をまとめてゲットしたい方はこちらで相談してみてください!