効率的に住宅展示会に行くための注意点!

住宅の購入することに決めたら、どんな住宅にしようか悩みますよね。住宅展示会やオープンハウスなどに行って、「こんな住宅がいいのかな」なんてイメージを膨らませることでしょう。しかし、同時に、住宅展示会に行きたくても忙しくて行く時間がないという悩みにもぶつかります。「忙しい中で効率的に展示会やオープンハウスに行きたい」ってきっと思いますよね。

展示会に行く前に決めておくべき3ポイント

無駄なく効率的に展示会に行くためには、展示会に行く前に決めておくことがあります。住宅を購入するときに必ずいつかは決めなくてはいけないポイントなので、展示会に行く前に決めてしまいましょう。このタイミング決めておかないと、後々で「やっぱりあのタイミングで決めておくべきだった」なんて後悔することになるかもしれません。優柔不断は絶対に悪い」ということはありませんが、住宅の話に限れば優柔不断はよくありません。


ポイント① 住宅の購入に使える予算を決めよう!

まず、何を買うにしても予算というのは非常に重要です。予算を決めずに、○○がほしいから購入するでは、自分が払える金額を超えている可能性がありますよね。安いものなら、親などからお金を借りて購入することはできるでしょう。しかし住宅の場合は金額が数千万円するので、予算オーバーは購入をあきらめることを意味します。なので、予算をしっかりと決める必要があります。ここでの予算とは簡単に言ってしまえば、自分の手元にある金額だけでなく、金融機関から融資してもらう住宅ローンとの合計金額のことです。間違えないでくださいね(大丈夫だと思いますが…)。ここではどう予算を決めるのかは話が逸れてしまうので省略します。

 展示会に行く前に予算を決めることによるメリットは、自分が行くべき展示会を絞れることです。もっと言えば、自分が行くべき展示会と行かなくてもいい展示会の判断がしやすくなります。今までは闇雲に展示会のお知らせを見て、「この住宅の外観が良さそうだから中も見てみたい」と思っていたのが、「この展示会で使われる住宅は△△△△万円くらいだから、私の予算にも合っているから行ってみよう」と思えるようになります。


ポイント② 住みたい地域を絞っておこう!

決めておくべきことの2点目は、自分が住みたい地域です。住宅は何かに乗せて移動できるわけではありません。どこかの場所に決めて置いておかないといけません。数多くある地域のなかから1箇所を選んで住宅を建てます。

どのような地域に住みたいかは人それぞれで違います。職場の近くがいいのか、両親の実家の近くがいいのか、静かで安心して住めるところがいいのか。自分なりに好みがあるので、比較的簡単にどこの地域に住みたいのかは決められると思います。住みたい地域を1つに絞る必要がありませんが、3つまでに絞っておくのがいいでしょう。なぜなら、あまり住みたい地域の候補が多いと、それだけ下見や展示会に行く回数も増えてしまうからです。下見や展示会などでその地域に必ず1度は行かないといけませんからね。


ポイント③ 建売か注文住宅か決めておく!

新築の一戸建て住宅を購入する方法は建売住宅と注文住宅の2種類があります。建売住宅はすでに完成している住宅を購入します。一方で注文住宅は自分の要望を反映させた住宅をハウスメーカや工務店と一緒に建設していきます。比較的短時間で自分の住宅を完成させたいのか、それとも自分の理想を実現させたいのかで、どちらの方法を取るかは変わってきます。

どちらの方法にするかによって展示会で見るべきポイントが違います。(後述)展示会に何回か行ったあとでどちらの方法にするか決めると、それまでに行った展示会は「いい住宅を見学できたなあ」だけで終わってしまいます。自分が行った展示会を無駄にしないために、どちらの方法を取るかは決めておきましょう。


もうすでに何度か展示会に行ったことがある人は、自分が行った展示会のことを思い返してください。その展示会は本当に自分の役に立っていましたか?そうでなかった人も今からこれら点を決めても遅くありません。しっかりと決めてください。

これらの決定をする上で何か困ったことや悩んでいることがあれば、どんどん他人に相談しましょう。展示会での担当者でもいいですし、不動産会社の方でもいいです。CMで見かけたりするスーモカウンターを利用するのもいいでしょう。自分だけで抱え込まずに、どんどん他人に相談していきましょう。



行くべき展示会を判断する注意点

展示会に行く前に3ポイントについて決めたら、今度はどの展示会に行くべきなのか判断しましょう。そのときに、ポイントの3つ目で決めた、建売住宅を購入するのか、それとも注文住宅にするのかで基準が違います。以下で建売住宅編と注文住宅編に分けて説明するので、自分が該当するほうを読んでください。


【建売住宅編】

建売住宅を購入しようとする人にとって、住宅展示会で見学する住宅自体を購入して、将来のマイホームになる可能性があります。そのことを念頭に入れて、以下の2ポイントを判断基準意して、行くべき展示会を判断しましょう。


ポイント① 予算の少し高い展示会にも行こう!

建売住宅の場合は、すでに建っている住宅を購入するので、自分が住みたい地域の住宅展示会に行って「いいな」と思っても購入することはできません。そうなってしまうと、せっかく良い住宅を見つけたのに、残念という負の感情を抱くことになります。すぐにその住宅を忘れることができる人はいいですが、いつまでもその住宅がよかったなと思い続けてしまう人もいます。そのような人にとっては、購入できない住宅を見学することは意味がないだけではなく、悪いほうに作用することになります。そうならないために、自分が住みたいと思っている地域の住宅だけを見学するようにしましょう!


ポイント② 住みたい地域での展示会に行こう!

建売住宅と注文住宅にかかる費用と手間についてわかったと思います。理想を実現させるために注文住宅を建てる覚悟ができたのか、それとも手間が比較的かからない建売住宅を購入するのか悩んでいることでしょう。自分にいくらの資金があるのか把握する前に、建売住宅を購入するのか、それとも注文住宅を建てるもかを選択してください。自分の本心は資金に左右されません。資金を気にして本心を騙してしまうと、途中で「やっぱりこっちではなかった」なんてことを思い、余計な手間がかかるだけでしょう。また、資金のことを考えすぎて、注文住宅を諦めてしまうのはもったいないです。今では注文住宅の価格帯もだいぶ下がってきました。場合によっては1,000万円代で建てることも可能です。スーモカウンターの広告でたまに見かけるでしょう。詳しいことはわかりませんが、何事も先入観にとらわれずに、話を聞いてみることは大切です。気になったら行ってみてください。


【注文住宅編】

注文住宅を建てようとする人にとって、住宅展示会で見る住宅は将来の自分の家になることはありません。自分の住宅にも取り入れられる部分を発見するために展示会にいきます。このことを頭にいれて、以下の3ポイントを基準に展示会に行くべきかどうか判断してください。


ポイント① 予算を下回る住宅を多く見にいくべき!

注文住宅では、建売住宅よりも費用がかかります。なぜなら、購入者の要望を反映させた間取りで、世界に一つだけの住宅を建てるからです。普通に販売されている商品に比べて、オーダーメードの商品が高いのと同じです。

 ということは、展示会で自分の予算と同じ価格帯の住宅を見学して自分の住宅を想像していると、いざ住宅を建てるとなった時に、自分の想像していた住宅を建てるには予算よりも多くのお金がかかることになります。「これくらいの家が建てられるのか」と思っていたのが、「え、こんな家しか建たないの」とショックを受けることになってしまいます。こうなってしまうと、せっかくのマイホームなのに、満足度が低いという悲しい結果になってしまいます。そうならないために、展示会の見学から、自分の予算よりも低い価格の住宅を多く見て、自分の住宅をイメージしておきましょう。金額の話をすると、予算より500万円くらいは安い住宅を見ておくことをおすすめします!


ポイント② 予算を超える住宅も見に行こう!

自分の予算よりも安い住宅を多く見るようにおすすめしましたが、予算よりも高い住宅も見ておきましょう。「言っていることが矛盾してない???」と思うかもいれません。確かに、高い住宅をそのまま自分の住宅のイメージにつなげることはできません。でも、高い住宅を見ておくことにメリットがあります。それは、細かいこだわりを学ぶことができる点です。例えば、将来のことを考えて、バリアフリーにしてあったり、手すりがついていたりすることです。このようなことは、どのような住宅にも取り入れられていそうですが、金銭面の関係で安い住宅だと取り入れられていないことがよくあります。これでは購入当初はいいですが、老後のことまで考えられていません。これはただの1例でしかありません。住宅によってこだわりは違ってきますが、それぞれのこだわりを知っておくことで、自分の住宅に取り入れるかどうか悩むことができますね。「あ、こんなこだわりも実現できるのか、自分の住宅にも取り入れられたらいいな」って思うことが大事です!,000万円代で建てることも可能です。スーモカウンターの広告でたまに見かけるでしょう。詳しいことはわかりませんが、何事も先入観にとらわれずに、話を聞いてみることは大切です。気になったら行ってみてください。


ポイント③ 展示会の場所は気にするな

注文住宅を建てる場合は、展示会で使用されている住宅を購入することはありません。なので、展示会が行われている場所は気にする必要はありません。「この展示会で使われている住宅で、何をこだわっているのか知りたい」とか「自分の住宅をイメージするときに参考になりそう」とか思ったら、展示会の場所に関係なく、見学しに行きましょう。



最後に

建売住宅と注文住宅で分けて、展示会に行くべきかどうかを判断する基準を説明しました。この判断基準にしたがって、なるべく自分の住宅に役立つような展示会に効率的にいきましょう。なかなか自分の住宅のイメージをふくらませるのに、役立つ展示会に行けないことも考えられます。そのようなときは、自分で展示会を探すのではなく、不動産会社や住宅専用の相談所に相談してください。あなたにちょうどいい展示会を紹介してくれるでしょう!