展示会に行く際の準備と振り返りが重要!
建売住宅を購入するにしろ、注文住宅を建てるにしろ、マイホームを手に入れると決めたら、展示会やオープンハウスに必ず行くことでしょう。「百聞は一見にしかず」という言葉がある通り、いろんな話を聞くよりも実際に建っている住宅を見にいくほうがより鮮明に自分のマイホームのイメージや疑問点がはっきりします。しかし、仕事などで忙しい中で住宅を見学に行かないといけません。なるべく多くの住宅を見学してほしいですが、少ない見学数でも効率的に自分のイメージを膨らませたり、疑問点を解決できたりする方法があります!それではその方法を見ていきましょう。キーワードは準備と復習。
展示会に行く前にすべきこと
意識をしていないと住宅展示会やオープンハウスにただ行ってきて、「何がよかったのか」や「何を学べたのか」わからないなんて状況に陥りやすいです。それでは、時間の無駄です。貴重な時間を使って展示会にいくので、有意義な見学にしてほしいです。そうするために、展示会に行く前に準備しておくことが重要になります。準備する時間までは取れないという人もいると思いますが、準備ができていない展示会に行く必要はないと思います。それくらい展示会に行くときの準備は大切!準備するときに注意すべきことは3ポイントあります。
①整理するためのノートを用意しよう!
自分が気づいたことや発見したことを永久に頭で覚えていくことはできません。大抵、短期記憶として頭のなかで処理され、忘却されていきます。「この前調べたのになんだっけ」とか「この前はどう考えたんだっけ」みたいな経験をしたことはあるでしょう。なので、なにかしらの方法で形に残しておく必要があります。形に残すときはパソコンやタブレットに使うか、ノートやメモ帳を使うかの2つの方法が考えられます。僕はノートやメモ帳をおすすめします。メモを取ることや復習することが簡単だからです。パソコンやタブレットでは電源をつけるのが面倒なので、メモを取らなかったり復習をしなかったりします。誰でも経験があるはずですが、後で見ようと思って保存したPDFをまったく見なかったりしますよね。
住宅展示会用のノートやメモ帳をつくるのがベストです!それができない場合は手帳でもいいです。手帳は日付で管理されているので、書いたことを振り返るときに容易です。しかし、ルーズリーフなどの必要なときに用意できる紙に書くことはやめてください。一枚だけどこかに行ってしまう恐れがあり、管理するのが難しいからです。
②疑問に思っていることを書きだそう
ノートが用意できましたか?用意ができたら、展示会に行く前に何を書いていくのでしょうか?住宅展示会にいく理由に関係しています。展示会にいく理由は大きく2つあると思います。それは
- ・いいと思う住宅を探すため
- ・住宅に関係する疑問を解消するため
最初の理由は実際に展示会に行って住宅を見学しないと達成されません。しかし、2つ目は展示会に行く前から準備することができます。自分が何を疑問に思っているのかを把握することで、展示会で担当者に的確な質問をできます。講演などで質問をする時間がありますよね。事前に準備をしないで講演を聞き、的はずれな質問をしてしまった経験はありませんか?それと同じで、展示会でも特に準備していないと、担当者に的外れな質問や自分だけでも解決出来てしまうような質問をしがちです。そのような状況を避けるために、まずはノートに自分が疑問に思っていることを書き出してください。
③展示会で解決したい疑問を選ぼう!
疑問点を書き出せましたか?そうしたら、書きだした疑問点を2つに分けましょう。2つというのは、「自分だけで解決できそうなもの」と「自分だけでは解決できそうにないもの」です。この分類は簡単にできると思います。そのなかから自分だけでは解決できないものをわかるようにマークしましょう。そのような疑問点を展示会で担当者に質問します。担当者が優秀な人でない可能性もあります。しかし、少なくとも住宅を販売することを仕事にしているので、初めて住宅を購入しようとしている人に比べれば、知識量は圧倒的に担当者のほうが上です。なので、だいたいの疑問は担当者が解決してくれるでしょう。担当者でも解決できないようなものがあれば、住宅関係の相談室にいくといいでしょう。相談室のなかには無料で相談に乗ってくれるところもあるので、積極的に利用することをおすすめします。無料の相談室だとスーモカウンターが有名ですよね。最近テレビのCMや電車の広告でよく目にします。
展示会に行ったときにすべきこと
展示会の担当者に聞きたいことがはっきりしたら、準備は完了です。そうしたら、実際に住宅展示会に行ってください。展示会自体は時間的に2時間かからないです。しかし、この短い時間をいかに有効活用するかによって、マイホームの満足度はかわってきます。こう言うと大げさに思うかもしれませんが、ただ担当者の話を聞いているだけの人と、担当者にバンバン質問をしている人ではどちらが満足度の高い住宅を建てられると思いますか。それは後者ですよね。(展示会に行く準備ができている人は前者の状態になることはありえませんが)
①解決したい疑問を担当者にぶつけよう
展示会に行ったら積極性という点を意識することが大切です。勉強でも同じですが、わからない点を質問したら先生がその点について回答してくれます。その返答に対して、先生が「わかった?」と聞いてきたときに、わかっていないのに「わかりました」とこたえるのか、それとも「この点がまだわかりません」とこたえるのかで成績は変わってきますよね。僕の経験上では多くの人は前者に当てはまります。なので、積極性を意識して、準備段階で疑問に思っていたことを解決し、さらに展示会で新たに生まれた疑問も解決してしまいましょう。疑問に思ったらどんどん聞いてみる!この姿勢が大切です。
②住宅で好きなところとそうでないところをメモししよう
展示会で実際に完成している住宅のなかに入って見学します。その住宅が自分のものになるわけではありませんが、ところどころで自分が気に入った点や気に入らなかった点がでてくるでしょう。おそらくその場で「何で気に入ったのか」、あるいは「何で気に入らなかったのか」を考える時間はありません。なので、後で振り返ったときにわかるように、そのような点をノートにメモするなり、カメラやスマホで写真を撮っておいてください。メモや写真があることで、展示会が終わった後で振り返るときの材料になります。注意点ですが、展示会などでは写真を撮れない場合があるので、あらかじめ担当者に写真を撮っていいか確認しておくのがいいでしょう。
展示会の後にすべきこと
展示会に行く準備をして実際に行ったら、100点満点中70点です。これを100点にするためには、展示会から帰ってきたら、学んだことや気に入ったことを復習しないといけません。仕事でも同じです。営業に行く前に準備をして、実際に営業に行きます。そして営業から帰ってきたら、営業の良し悪しを具体的に考えて復習をしますよね。住宅の展示会の場合は、復習するのは2ポイントだけで十分です。,000万円代で建てることも可能です。スーモカウンターの広告でたまに見かけるでしょう。詳しいことはわかりませんが、何事も先入観にとらわれずに、話を聞いてみることは大切です。気になったら行ってみてください。
①担当者の回答をまとめよう
展示会での担当者に疑問点をぶつけることで、疑問が解消されたことでしょう。自分の頭のなかで解決されていては忘れてしまうので、ノートに自分なりの言葉でまとめてください。自分なりにまとめることで、担当者の言ってくれた回答を自分の頭の中で整理し理解しやすくなります。整理することで覚えやすくもなります。他人の言葉をそのまま覚えるのは難しいですが、自分で一度理解すると忘れにくいです。
②好きだった点がどうして好きなのか考える
展示会で住宅を見学したときに自分が気に入ったところやそうでないところについて、メモや写真を撮っておくようにおすすめしました。そのような点を復習するときに、どうしてか考えてみましょう。たとえば、「キッチンが嫌いだった」と思ったとメモしてあったとします。そうしたら、そのキッチンのどこが嫌いだったのか考えましょう。おそらく形状(L字型など)や広さ、収納の数などの原因に行き着きます。その原因をしっかりと把握し、「キッチンの…が嫌いだった」とノートにまとめてください。このようなことの積み重ねが後々で自分の住宅を選ぶときの判断を助けてくれます。自分の好みが徐々にはっきりしてくるので、迷ったときに自分のより好きなほうを自信もって選べるようになります。
復習のときに新しい疑問点が出てきた場合は、次に展示会に行くときに解決するか、本などを使って自力で調べるか、住宅専用の相談所に行くか、してください。僕のお勧めとしては、住宅のプロが応対してくれる相談所に行くといいでしょう。相談所に行くと営業されると心配する方もいると思いますが、スーモカウンターならそのような心配はありません。ぜひ利用してみてください。展示会に行き終えたら次は土地探しです。土地探しでの成功は、いい住宅を手にいれるために欠かせないので、頑張っていきましょう。