ベットを購入するとき価格はもちろん気にすると思いますが、まず寸法に注意する人が多いのではないでしょうか？ベッドを入れる予定のスペースの寸法をはかってから、探していることでしょう。実はベットの寸法は睡眠の質にも関係していると言われています。自分の体格に合わないベットに寝ると、十分な睡眠が取れません。ここでは、ベッドの横幅によって分類し、それぞれの特徴と向いている人を説明していきます。

ベットの幅で6種類に

ベッドには幅によって6種類に分類されています。幅が小さい順に、セミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングとなっています。ベットの寸法はメーカーによってそれぞれ数cmほど違いので、正確な寸法は紹介できません。大まかな幅をそれぞれ書いてあるので参考にしてみてください。それでは6種類をそれぞれ見ていきましょう。

セミシングル　（幅：80～85cmくらい）

セミシングルのベッドは、典型的な体型の人が寝るのには少し窮屈なサイズのベット。服のサイズで言うとSサイズよりも小さい「SSサイズ」に該当します。「SSサイズ」と表記して販売しているところもあるそうです。

部屋が狭い人やベッドでスペースを取られたくない人がよく利用しています。旅行先に安い宿とかでも見かけることはあります。大人で一般的な体型の人にこのベットは向きません。寝返りが満足にできないそうです。すこし小柄な女性や子どもが使うとちょうどいいベッドになっています。

シングル　（幅：95～100cmくらい）

シングルベットは、典型的な体型の人が寝るとちょうどいいサイズのベッド。ベッドの基準となる幅がシングルの95～100cmだと言われています。

シングルと言う名前の通り、一人用です。無理すれば大人2人でも寝ることは可能ですが、相当狭いです。寝返りは満足にできず、片方の人が動いたりするともう一方の人がベットから落ちてしまいます。たまに幼児と一緒に利用するケースがあります。万が一ベットから落ちてしまうことも考えられるのでベービーベッドを使うことをおすすめしますが、それなりに快適に寝られるみたいです。

セミダブル　（幅：120～125cmくらい）

セミダブルは、「ダブル」と名前に入っていますが、基本的には一人用のベッド。基準となる幅よりも20cmほど大きくなっています。

一般的な体格よりも大きい人やベッドで広々と寝たい人に向いています。ベッドの上でごろごろした人には十分の大きさですが、物をベットに乗せていても寝られるのが問題かもしれません。ベットの半分が本や雑誌、服などの山になっている状態は想像できるでしょう。

またシングルよりも幅があるので、二人で寝る場合も、それなりにゆったり寝られるでしょう。

ダブル　（幅：140cmくらい）

ダブルは、名前の通り二人用のベット。大人が二人寝ても不自由ない幅になっています。ただし、あくまでも不自由がないだけで、満足して寝られるかは一緒に寝る人によるでしょう。狭いと思う方はもうワンランク上の大きさにしたほうがいいでしょう。

クイーン　（幅：160～170cmくらい）

クイーンベッドは、大人が二人寝ても快眠ができる幅のベッド。セミシングルを二つくっつけた幅くらいになっています。そう聞くと二人用には狭いように聞こえます。しかし、ベットには寝返りなどのために余分なスペースがあるので、幅160cm（セミシングル×2）で十分すぎます。

床板の上に敷くマットレスは一枚のこともありますが、一般的には二枚になっていることがほとんどです。マットレスがわかれていると一緒に寝ている気がしないと言う方もいるかもしれませんが、シーツを共通のものにすればどうでしょうか？また、マットレスがわかれていることで、相手の寝返りやベットの出入りの振動が伝わりずらいというメリットがあります。一緒に寝たいけど、睡眠は邪魔されたくない人におすすめです。

キング　（幅：180～190cmくらい）

キングサイズベットは、ベッドの幅の規格上もっとも大きいベッド。シングルを二つ並べた幅になっています。大人が二人ゴロンと寝ても広々としています。シングルに2人寝られるということは、キングには無理すれば4人寝られることになります。もしかしたらもう2二人くらいは寝られるかもしれません。

子どもがいる家庭では、子どもが幼いことには家族全員でこのベッドに寝られるでしょう。幅が広いので、それぞれの間隔を取れば、子どもの寝相もあまり気にならないかもしれません。

ただし問題となるのが、スペースを取るということです。それなりに大きい部屋がないと入りきらない可能性があります。ギリギリ入る部屋に入れてしまうと、通路や物置を置けなくなってしまいます。

このようにベットのサイズには様々なものがあります。自分はどのベットに寝たいのか、どのベッドなら自分の部屋にはいるのかよく検討してください。そして、購入するときは必ず店頭で買ってください。寸法を測らないで、ネットで購入すると、失敗する可能性があります。気をつけてください。