住宅ローンに落ちる理由をトップ6とは

マイホームを持つことを目標にしている人は多いでしょう。賃貸とは違って、持ち家は自分が購入したという満足感があります。車を購入するときも、同じ気持になるでしょう。これが自分の車だという満足感と少し見せびらかした気持ちになりますよね。しかし、誰もがこの喜びを感じられるわけではないことはみなさんわかっているでしょう。その原因の一つが住宅ローンです。誰でもが住宅ローンを組めるわけではありません。これは当然。住宅ローンを申し込み者は金融機関や保証会社によって審査されます。もちろん落ちる人もいます。ここでは、落ちる人に共通した理由があるので、落ちる理由をトップ6項目(だと思われる)を紹介します。

住宅ローンに落ちる理由とは

住宅ローンに通る人もいれば落ちる人もいます。これは審査があるので、誰もがわかっていることでしょう。そして、住宅ローンに通る人は通った理由を気にしません。大学受験や入社試験に合格した人が気にしないのと同じです。一方で、住宅ローンに落ちてしまった人はどうして落ちてしまったのか気になりますよね。審査した金融機関に落ちた理由を確認したくなるはず。しかし、残念ながら、銀行などは落ちた本人に教えてくれることはあまりありません。なので、落ちた人が思い浮かぶ理由から推測するしかありません。

この講座での落ちた理由トップ6項目(だと思われる)を上げると以下の通りです。

  • 完済時の年齢
  • 借入時の年齢
  • 返済負担率
  • 勤続年数
  • 現在の年収
  • 健康状態
    • 誰にでもすべて項目は関係しているので、最後まで読んで不安要素や落ちた理由に近い状況に自分がいないか確認してください。住宅ローンであまり借りられなそうな人は1000万円でも注文住宅が建てられます。とりあえず住宅ローンに通ることを目指しましょう。それでは一つ一つ理由を見ていきましょう!


      完済時の年齢

      住宅ローンの完済年齢が最も集中しているのは、70代。2015年段階で年金の支給年齢が65歳ですので、70代ということはバリバリ年金を受け取っています。定年している方の場合は、年金の一部が返済に充てられていることなります。ということは、金融機関は借り手の完済年齢が遅ければ遅いほど、返済できる可能性が少なくなると、もちろん考えます。

      だから、完済年齢が遅い場合、住宅ローンの審査に落ちる、または返済期間を見直すように求められます。「人生80年」という言葉もあるように、完済の目安も80歳前だと覚えてください。また、高齢になってから住宅ローンを返済できなくなると、子どもなどの親族が返済することになったりするのでなるべく完済年齢が早い住宅ローンを組むべきでしょう!

      完済年齢に対して条件をつけている住宅ローンもあるので、気をつけてください。そもそも住宅ローンを組むのが無理な完済年齢で申し込んでいることもあるかもしれません。銀行側としっかりとやりとりをしていれば、そんなことは起こりえないと思いますがね。そういう意味でも、コミニュケーションは非常に大切です。


      借入時の年齢

      完済時の年齢の話で分かった方も多いと思いますが、住宅ローンにおいて年齢というのは非常に大きな要素になります。ここはカードローンや車のローンなどと比べて、大きな違いとなっています。カードローンや自動車ローンは返済年数が短いので、年齢はあまり大きな判断基準にはなりません。しかも、年をとるにつれて貯金も増えていくので、わざわざローンを組まないでしょう。しかし、住宅は金額の桁が違うので、ローンを組まずに一括払いということは貯金がある人でも難しいので、それ相応の期間のローンを組まないといけません。

      住宅ローンで完済時の年齢はなるべく早いほうがいいということは、借入時の年齢も早いほうがいいと言えます。40代後半から50代で住宅ローンを組もうとしても組むことができないものもありますし、返済期間が短いものしか選択できないなどの不都合があります。

      返済年数に条件があると、借り入れられる金額が少なくなったり、月々の返済額が大きくなったりと、住宅ローンを組む人に厳しくなります。返済不履行になってしまうこともあるので、住宅ローンはなるべく早く借り手、返すのがいいのでしょう。


      返済負担率

      住宅ローンの審査で落とされる理由のトップはおそらく返済負担率だろうと言われています。それは、この値が将来的に返済不履行に陥る可能性があるかどうか判断する基準になると思われているからでしょう。

      そもそも返済負担率とは、年収に対して年間の住宅ローンの返済額が占める割合のことです。例えば年収が600万円で、年間に120万円の住宅ローンを返済しているとすると、返済負担率は20%ということになります。年間120万ということは、ボーナス返済を利用しないと月々の返済額が10万円、借入期間が25年間だと返済総額が3000万円になります。

      返済負担率は高くても30%前後と言われており、これより高いと無理な住宅ローン・申込者の身の丈に合ってない住宅ローンとみなされ、審査に落とされてしまいます。金融機関としては申込者により多くのお金を借りていただきたいのですが、返済されるのが前提です。返済が困難だと思われる住宅ローンは審査を通してくれません。当たり前すぎますよね。

      ですので、住宅や土地を探す時から、身の丈に合った金額の物件を探し出すことが審査に通る一番のポイントと言えるでしょう。自分が購入した物件が最終的には銀行に取られて売り飛ばされてしまうのは非常にかなしいことでしょう。


      勤続年数

      一般企業に勤めている人は当然、自営業の人も勤続年数は審査で重要なポイントになります。結論からいうと、勤続年数が3年以下の人は審査に通過するのが非常に難しいことは承知してください。

      勤続年数が長いと、月々安定した給料が入ってきている状況が長く続いていることを示しています。金融機関は雇用状況が安定している人を好む傾向にあるので、勤続年数が長いほうが住宅ローンの審査に通りやすいことが言えます。

      あまりにも短かったり、短期間で転職を繰り返している場合は要注意です。転職した人にどんな理由があろうとも、金融機関が判断するのは客観的に近い証拠だけです。つまり安定した収入がこれから先も確保できるかどうかということです。三年くらい同じ会社に勤務していないと、住宅ローンは厳しいかもしれないと言われているので、頭の片隅にでも記憶しておいてください。


      現在の年収

      年収は住宅ローンの申込者が借入額を決めるポイントになりますし、金融機関が可能借入額を計算するポイントになります。返済負担率にも影響してきます。一概には言えませんが、一般的に年収が高いほど、可能借入額は大きくなります。

      日本の平均年収は500万弱で、平均以下の方は審査に通過できない可能性が跳ね上がります。かといって、どの金融機関も住宅ローンを組んでくれないかというとそういうわけではないので、年収の条件がゆるいところをさがしましょう!

      購入する住宅の価格をなるべく安くして、借り入れる金額を小さくすれば、住宅ローンを組めるでしょう。新築住宅にこだわらず、中古住宅ならば、価格が手頃でいい家が見つかるはずです。住宅ローンの借入額を気にしつつ、どうやって家の価格を抑えるか考えてみてください。


      健康状態

      健康がよい状況にあって初めて安定した返済が長期間できるので、健康状態も審査では重要な項目です。健康にこしたことはないですが、持病があったり障害があったりする場合は住宅ローンを組むのを断られることもあります。

      健康状態が即ないと、住宅ローンの加入条件である、団信に加入できないとこがあるので審査におちます。最近では、持病持ちの方や障害を抱える方用の特別な団信もあるので、各自どのような健康状態なら住宅ローンを組めるのか確認ください!



      以上が住宅ローンに落ちる理由のトップ6です。これに該当して、住宅ローンに落ちていると思われる方やこれから住宅ローンを組もうとしているが不安な方もいるでしょう。住宅ローンを組める金融機関は一つではありません。どんどん申し込んで、どんどん落ちてください。いずれ住宅ローンを組める 銀行が見つかるはずです。100連敗しようが関係ありません。1勝すればいいんです。婚活とおなじですね笑